真実と事実

10年程昔、ひょんな事から懇意にさせて頂いていたルポライターの方。
とある大手の企業に特化して取材をしている方だった。
その方のある言葉を事あるごとに思い出す。

「真実と事実は違う。だから自分に出来る事は、事実を書く事のみ」

一つの事象。
そこから枝分かれして派生する多くの事象。関わる人間の心象。

「真実」とはかように捉え難きもの。

けれど、私はその人の言葉は、正に「真実」だと今でも思っている。

社会の事、世界の事、人生の事、何も分かっていなかった10年前の自分(今も同じようなもの)に言ってくれた一言。

大切にしていこうと思う。

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