Ryouko Aomasa (feat. Robert Edwin) 「 Divine Fox Dance」

Ryouko Aomasa (feat. Robert Edwin)
 「 Divine Fox Dance」
ベルギー 「Off-Record label」より
去年2月にデジタルリリースされた、EPアルバムです。
ミュージシャンでもあり、近年ではボールペンアーティストとして日本のみならず、海外でのご活躍も目覚ましい
「Robert Edwin」(ロバート エドウィン)さんと共に作り上げた音楽です。
ジャケットアートも勿論エドウィンさん。安易な言葉しか浮かびませんが、素晴らしいです。
YouTubeのPV、映像はHal(ハル)さん。
こういう映像の発想はどこから出て来るのでしょうか。何というか映像が音楽的。
聴き返してみると、作っていた当時の
自分の持っていた五感 + エドウィンさんの絵や音楽から溢れる想像のエネルギー。
そのような色々を思い出します。
パルス波を追いかけてみたり、追いかけられてみたり、壊そうとしてみたり従ってみたり、
花魁の(というか女の)業の深さに自分一人で勝手に震えてみたり、泣いてみたり、
四尾の狐(妖狐の中でもかなり神格化されていて位が高い)の天井から撒き散らす光の吹雪の中に入ってみたり、こうべを垂れてみたり、
あばら骨浮き出る一匹狼の貴い孤独と生命力とに涙を流したり、
5日お風呂に入らなかった後(軽く鬱だった。軽くね)いきなり解脱したり…
幸せな毎日でした。
それってどういう音楽になってるの?
と気になりましたら。
リンクのサイトから試聴出来ます。
購入も可能です。
よろしくお願い致します。

1「外八文字」(Proud Steps)
江戸吉原の花魁道中。外八文字とは、その道中の際の花魁の足捌きの名称。
遊女の最高位であり、絢爛を極めた花魁の誇り高き歩み、其処に秘められた女の業(ごう
2「divin fox dance」
神格化した四尾の狐の祝宴。纏う衣すら音も無く翻る、格調高き神秘の舞。取り囲む天上の神々の哄笑も煌びやかに。
3「frame」
無機質なframe(枠組)上で繰り広げられる、
パルス(矩形波)と、時に規則性、時に偶然性を伴ったピアノのパッセージ。
第14回とよはしアートイベントseboneに於ける映像作品に使用。
Robert Edwin(ボールペンアート)
HAL(映像)
4「howling of skinny wolf」
あばらの浮いた一匹狼。
白い朝焼けの中の咆哮は、生への執念、死への覚悟に満ち溢れ、只ひたすらに比類無き美しさを誇る。
5「shadow traces」
心も亡く、涙も無く、
見える影の跡は自分の最後の存在意義。
それでも影を作る事が出来るのは、光があるからに他ならない。

liner notes 蒼政涼子(Ryouko Aomasa)


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