「表現する」という事

2年程前から、何となく曲を作り始めた。
殆どがピアノ曲で、曲数も特に多くない。
短いもの、即興的なものも含めて50曲程だと思う。(今これを書くまで数えたことがなかった)
ボツにしてどこにも出していない曲を合わせたらもう少し増えるかも。
ボツにする事に執着は無い。勿論思い入れはあるけれども。


私は、作った曲の中で
自分の中身を敢えて吐き出す事を意図した曲は、1曲だけ。
 
その他の曲は、自分で言葉にする事がとても難しいのだけれど、色んな思考の中で音がある時浮き上がって出て来る、そんな感じ。
神様の衣の裾に、手が届くような感覚。
特別な事だとは思わない。
そんな曲達も結局、「作った私の中身」を表現していることになるのかも知れない。が、

私は、その「作った私の中身」を、音楽の中でなるべく排除したいと思っている。
それは演奏の時も多分同じ。


「音楽に語らせる」

私が一番に目標にしたい事はこれ。
とても難しい事たけれども、音楽自身に語らせたい。

例えば長い尺であり、理論的で複雑な構成の曲。
今の私には作れない。いつか作る気になった時には勉強が必要になる。それはその時頑張るとして、

私の場合、ずっと心に留めておくべきは
「音に語らせる」
これ一択。

少し前に、まだ先の話だけれど、ある作品の音楽監督の話を頂いた。
メールで「出来ないと思います」
とお返事したら、
相手側から即座にメールで
「出来ると思います」とお返事が来た。
芸術に於いて尊敬している方の言葉だったので、信じてみる事にする。

やる事は一つ。
音に語らせる。そして、作品に語らせる。
忘れずに、色々なものに敬意を払って、表して行きたい。

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